六十面体は三角形が60個集まった形です。秋山先生はこれを、一種類の三角形でつくりました。正三角形で作った場合には、五角の頂点部が高くなってしまい、エネルギーバランスがよくありません。そこで、三角形の頂点をすべて球に外接するように設計しました(球に外接する形はエネルギーバランスが最もよい)。その三角形の比率は、おおよそ
という二等辺三角形です。
意味として、六十は人生の螺旋階段を登るとき、今までより一オクターブ高い状態でもう一度登るという意味があります。人生をよりよいほうに導いてくれる、人生の分岐点にさしかかった時、正しく進む道が自然に分かる、物事を客観的に見られるようになる、とされています。